2017年02月23日 (木)

有給休暇取得率の向上は優良企業の証となる

皆さんは毎年きちんと有給休暇を取得しているでしょうか。

日本の有給休暇取得率は世界に比べて低い傾向にあります。

フランス、スペイン等の高い取得率の国がある一方で、

日本の平成27年取得率は47.6%となっており、

これは世界の中でワースト3位に入っている低さです。

 

 

有給休暇を申請しにくい、周りも取っていない等の理由で取得できない人や計画的な取得ではなく、

体調不良で思いがけず休んでしまった時に有給休暇を充てるという人も多いようです。

 

小松さん0223

 

そもそも有給休暇とは、6ヶ月以上継続勤務し8割以上出勤した人に対して、心身の疲労を回復し、

ゆとりある生活を保障するために付与される休暇です。給与が減額されることなく、

堂々と休んで良いという権利なのです。

これは、正社員に限らずパートでもアルバイトでも所定労働日数に応じた日数を付与

されるものになります。

しかし、経営者側も労働者側もそれを知らなかったり周知していないところもあるようです。

 

 

有給休暇をしっかり取得できるというのは、労働環境が整っているという良いアピールポイントとなります。

そしてこのことは、労働者はもちろんのこと、会社にとってもメリットとなるでしょう。

また、適度に休暇を取って、仕事とプライベートが両立している社員は、より効率的な仕事ができることが期待できます。

 

会社にとって有給休暇は「働いていないのに給料を払わなければいけない」という

マイナスのものではないのです。休みが取れない、仕事が辛い、体調が優れないという悪循環から、

 

大事な人材が辞めてしまうことこそが会社にとって大きな損害になるのです。

 

そうなる前に、有給休暇を取得しやすい環境づくりを進めていきましょう。