2016年10月27日 (木)

年末調整処理のポイントと注意点

こんにちは、アーク&パートナーズの佐野です。

今年も年末調整の時期がやってきました。

各社員から提出された書類を処理していくことになるのですが、毎年なかなかスムーズにいかないのがこの年末調整。

毎年の作業とはいえ、年に一度きりなので書類の記入の仕方を改めておさらいをしておくことをおすすめします。

 

記入の仕方を特につまずきやすいのが“収入”と“所得”の違いです。

収入とは給与の総額、所得とは必要経費などを差し引いた金額です。手取りの金額とはまた違います。

誤ってここに収入を書いてしまうと、正しい控除が受けられない可能性があります。

 

また、配偶者の所得の金額の記載方法に悩むことも多いようです。

この金額によって控除が受けられるかどうかが決まるわけですが、この金額はどうしたらわかるのか、実際と1円でも違ってはいけないのか、配偶者控除の対象になるのかわからないなどの理由で、ここの記入をおろそか、もしくは未記入にしてしまう人がいます。

実際と違う金額を書いてしまうと後々の訂正に手間がかかるため、会社側の問い合わせ窓口を明らかにし、疑問に思った場合は記入する前に必ず確認するよう促すことが必要です。

 

今回から国外居住親族の扶養控除等に係る「親族関係書類」と「送金関係書類」の提出が義務化されました。

母国に家族を残して働いている外国人労働者がいる場合などは注意が必要です。

 

どの書類も、正しい控除を受けるために必要な書類となります。不明点を解消し、正確な書類の記載をお願いします。

1027sn年調