2021年11月11日 (木)

令和3年 年末調整まとめ

今年も年末調整の季節になりました。
令和3年の改正点や年末調整の流れ、必要書類などのポイントを事前に確認し、
年末調整作業をスムーズに進めましょう。

 

令和3年の改正点

1.税務関係書類における押印義務の改正
税務署長に提出する源泉所得税関係書類について、押印が不要となりました。
扶養控除等申告書などの各種申告書類についても、従業員等の押印が不要となります。

2.源泉徴収に関する書類の電磁的方法による提供に係る税務署長の承認廃止
これまでは、年末調整の申告書を従業員から電子データで回収する場合、
事前に税務署へ承認申請書を提出する必要がありました。
令和3年4月1日以降はこの申請書が廃止となり、年末調整の申告書を電子化するための事前の手続きが不要となりました。

 

年末調整の流れ          

年末調整の流れは下記のようになります。

 

 

各控除について

各控除の概要は下記のようになります。

 

昨年と比べ今年は大きな改正点はありませんが、テレワークの普及などコロナの影響で働き方も大きく変わりました。
年末調整については、証明書類の回収など従業員との連携方法やオペレーションについても早めの確認や準備が重要となるでしょう。

 

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≪2021年11月1日発行 マロニエ通信 Vol.225より≫
https://www.arcandpartners.com/info/maronie