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こんにちは、代表の黒川です。
今年は働き方改革が浸透し、各企業の取り組みが進んだ一年でした。
これに伴い社会の意識も変わってきたように思います。
労働時間が規制され、有給休暇の強制取得も始まり、
来年の4月から同一労働同一賃金がスタートします。
この流れに乗って社員のモチベーションアップや
会社へのエンゲージメントの向上に繋げたいところです。
多くの経営者は、働く時間が短くなれば「社員の満足度が上がる」
そして「やる気が出る」「社員が定着する」と
期待しているのではないでしょうか。
しかし、それは期待しない方がいいかもしれません。
単なる「思い込み」になる可能性が高いからです。
働き方が変わっただけでは人の心や行動は変わりません。
昨今の時代の移り変わりは早く、
インターネットが普及し、連絡手段も電話からメール、そしてSNSへと変化しました。
“普通”の基準も変わり、常識や礼儀の感覚も世代によって異なります。
つまり、働き方改革も若い世代にとっては”普通”の出来事かもしれません。
「若い世代は」と言葉にする時点ですでに思い込みがあります。
逆に若者が「どうせ上司はわかってくれない」「そんなのは昔の考え方だ」と
切り捨てるのも思い込みで、この思い込みこそが世代間の理解を妨げています。
今では敬遠される飲み会も、我々世代はそのコミュニケーション効果を経験しています。
逆に若者世代はSNSでのコミュニケーション効果を知っています。
働き方改革の成果を出すためには、お互いが「思い込み」を共有し、
組織としての行動を変えることが必要です。
様々な世代が一緒に働いています。
そして世代ごとに思い込みがあるという前提で改革を進めると、
本来の改革を達成できるのではないでしょうか。
今年蒔いた種をいかに成長させるか、来年はチャンスの一年にしていきましょう。