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こんにちは、代表の黒川です。
労働時間の削減を実践している企業は既に多くありますが、
目的は生産性を上げることであり、
労働時間を短くすることがゴールではありません。
しかし、労働時間という目に見える数字だけに注目する経営者は多く、
時間は削減しても生産性は下げるなと一方的に指示をするだけの現場も存在します。
それでは生産性を高めるにはどのようなアプローチが必要なのでしょうか。
これまでの日本の社会には「質より量」のビジネスモデルが多くあり、
高度経済成長期は人口も仕事も多く働けば働くほど企業は成長し、それが成り立つ時代でした。
しかし今後は、労働人口は減少し続け、AIやロボットの導入により職種も減ることが予想される時代。
「質より量」のビジネスモデルのまま、仕事の進め方も経営者の発想もかつてのままでは、
生産性を保つことができず、淘汰される未来が目に見えるようです。
企業体質は時代に合わせて変化させていくべきものです。
「量より質」のビジネスモデルへ転換する。
これは経営者の腕の見せどころです。
具体的には、仕事、従業員、もちろん経営者自身も質を高める必要があります。
そして、量をこなして利益を得るのではなく、時には仕事を選ぶ強さも必要です。
採用においても「質」は重要です。
求人市場も変化し、多くの応募者から企業が選ぶのではなく、
「どの企業が自分に合うだろうか」と応募者が選ぶ時代です。
情報が溢れる現代において、選ばれる企業となるためには、やはり質の高さが求められます。
経営状態、労働環境、仕事内容、応募者が気にしているこれらのすべては企業の「質」なのです。
人材の質は「評価」という形で見える化することができますが評価の仕方には十分に注意した方が良いでしょう。
「上司の主観」という、惰性とも言える方法を続けている企業もあるようです。
評価に客観性が欠如すると、部下が上司の顔色を伺うなど、主従関係が生まれ、委縮した人間関係となる可能性が高まります。
弊社では、AIを活用した評価育成制度を導入しています。
自己評価と他者評価を基にAIが適性や能力を自動分析するので客観性が高く、
フィードバックも充実しているため、自己成長に繋がりやすく効率的です。
ビジネスモデルを変えずに「生産性を上げる」という目的を達成するのは難しく、
現実的ではありません。
まずは経営の質を上げることが近道と考えます。