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同じ環境に長くいると、周りが見えなくなってしまうことはよくあります。
狭い世界にいると、視野も狭くなる。
その狭さに自らは気付きにくく、知らず知らずの内に、その環境でしか通用しない常識に縛られてしまう…。
例えば「業界の常識」。
今では大きな問題となるセクハラやパワハラも、一昔前では「これくらい普通だ」と考える人がいたり、
長時間労働やサービス残業が未だに当たり前となっている業界があるようです。
電通の問題は広告代理店で蔓延していた常識、つまり一般社会で言うところの”非常識”があぶり出される形となりました。
しかし実は社内の常識こそ非常識なのかもしれません。
社会で生きていく上で「井の中の蛙」になる恐ろしさは、その会社でしか通用しない人間になってしまうことです。
業界や会社の非常識に気付いた場合、行動を起こせるのは自分しかいない。
経営者なら会社を変える、従業員なら職場を変えるか転職する。
昔のように終身雇用が当たり前ではなく、政府が副業を勧め、
AIが普及していく現代、自分を守れるのは自分しかいません。
今の職場に不満がない場合でも、次のキャリアのために自己啓発に繋がる行動を起こすことは重要だと考えます。
働き方改革で労働時間が短くなった分、プライベートを充実させるのも大切ですが、
キャリアプランの見直しやスキルアップも重要ではないでしょうか。
「仕事はそこそこでいい」「趣味を楽しんでいられればいい」と考える人もいるでしょう。
しかし、自分はそのままでいたいと考えていても、周りが変わっていくかもしれません。
そうなると、現状維持は難しくなる。
大きな流れの中で自分だけが止まっていて、ふと気付くと一人取り残されていたり、
選ばれない人材になってしまう可能性は大きいのです。
考えてみてください。
あなたの常識は非常識ではないか、狭い世界に縛られていないか。
自分の人生を組み立てていくのは自分自身です。