2017年04月21日 (金)

働き方改革を自ら実践し、その実験結果を発信していきます

「士業」と言われる職業があります。

弁護士、司法書士、税理士、弁理士、行政書士、土地家屋調査士、海事代理士、

そして我々社会保険労務士の8士が主な士業と言われ、時には「サムライ業」と呼ばれたりもします。

 

侍のようにひたすら自分の腕を磨き、信念を持って戦いに挑む。

一匹狼のようなその姿が、士業の仕事と重ね合わせて見られるのでしょう。

 

そんな我々士業は、一般的に言われる勤務時間や休日に関係なく業務を行うことが多くあります。

顧客の懐刀となるために必要な働き方ではありますが、

反面、よりよい働き方改革を提案する私たちがこのような働き方をしていては、

コンサルティングの説得力がないという見方もできます。

 

そこで考えたのが、士業自らの働き方改革。

私たちは、現在の働き方を段階的に改革していきます。

0420黒川さん

 

当初の骨となるのは主に3つです。

1、休みを増やすことで仕事以外の時間を確保すること。

2、勤務時間に裁量を持つことでタイムマネジメントを行うこと。

3、教育担当責任者の設置と外部研修の導入等、徹底した社員研修を実施すること。

 

このために年間休日を増やし、フレックスタイム制や労働時間上限を設定、

インターバル勤務の導入、人事労務セミナーや外部講師によるセミナーの実施と合わせ、

スキルチェックや目標設定を可視化するなど可能な限りチャレンジし、最適な働き方を検証したいと思います。

 

改革を自ら行う理由、それは、実践例は訴求力となり、成功例は説得力となるからです。

 

私たちは顧客の皆様に働き方改革をご提案しています。

社員にとってより働きやすく、そして会社にとってもメリットのある改革。

自らの会社とは比較しにくい大手企業や外資系企業が大きな改革を行っていても、

なかなか現実味を持って受け止めることはできません。

 

しかし、士業である我々が実践すれば、改革が身近になる。「うちにもできる」と

思ってもらえるはずです。

 

また、改革とは仕組みを作ることでもありますが、意識を変えることでもあります。

でも人の意識はなかなか変わらないもの。そんな時に有効なのが、「形から入る」という方法です。

 

スポーツを始める時に、最初に良い道具を揃えてから始めることを形から入る、

なんていう言い方をしますが、まさにその通り。

 

改革でも、強制的に仕組みを作ってしまう方がうまく流れて行く場合があります。

 

通勤経路を変えるだけで違う景色が見える。

新しい趣味を持つことで世界が広がる。

自ら何かを変えることで、新しい気付きが生れます。

その気付きはきっと仕事に活かせるはず。

意識改革にもスキルアップにも繋がると考えます。

 

我々の働き方改革は、この場を通して良い面も悪い面もフィードバックしていきますので、

ぜひ楽しみにしていてください。