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2月からプレミアムフライデーが導入されました。
毎月最終金曜日は15時に終業し、買い物や食事を楽しんだり、
家族とゆっくり過ごすなど、時間を有効に使おうという
政府の取り組みです。
お店や映画館などではプレミアムフライデー特典を掲げ、大きな話題となりました。
しかしニュースを見ていると、実際に導入した企業は限られていたようです。
月末の金曜日は仕事が集中する時期でもあったり、取引先のことを考えれば自分だけが休むことは難しかったりと、
政府の目論見とは裏腹に実施度はいまひとつでした。
プレミアムフライデーは、ある一定層に限ってのみ“プレミアム”と感じられる取り組みかもしれません。
そもそも時短で働いている人には意味がなく、時給で働いている人にとっては収入に影響が出てしまいます。
また、サービス業界にとっては「稼ぎ時」のチャンスがある半面、ただでさえ人手不足に悩まされている状況の中で、
うまく効果を出すには難しさもあるでしょう。特に昨今では飲食店の24時間営業の見直しや百貨店の年始休業の導入、
宅配業の配達時間見直しなどがニュースになっている中、やや矛盾を感じます。
社会には様々な業種があり、人々の働き方も多様です。働く人全てが同じ恩恵を受けられる制度を作ることは難しいかと思います。
だからこそ、政府の取り組みだけに頼るのではなく、それぞれの会社なりの「社員みんなが幸せになる働き方」を模索し、
実行していくことが必要なのではないでしょうか。