「なかなか取れない」で終わらせない 有給休暇取得の仕組み改革

以前、有給休暇が取りにくい現状についてお話をしました。

今回は少し視点を変えて、どうすれば取りやすくなるのか、会社側の取り組みについて触れたいと思います。

 

 

有給休暇とは、一定期間勤続した労働者に対して、心身の疲労を回復し、

ゆとりある生活を保障するために付与される休暇です。しかし、休みは休み。

風邪でも休みにくいと言われる社会で、有給を申請しにくいというのは当然の心情という気もします。

 

最近、長時間労働への対策が社会全体の課題となり、取得を労働者に任せっきりにするのではなく、

有給を取得しやすい環境作りをすることが、これまで以上に経営者・管理者に求められるようになりました。

 

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例えば計画的付与。これは、本人が自由に使える有給を最低5日残しておき、

それ以外は会社が有給休暇取得日を設定するという方法です。

飛び石連休になっている間の出勤日やプロジェクト完了日を有給取得日に設定することで、

全員が休むことができ、事前の予定も立てやすい休暇とすることができます。

 

また、時間単位での取得も可能です。午前休や午後休という方法を取っている会社は

多いと思いますが、時間単位での取得を導入している会社はまだ少ないのが現状。

区役所に寄るため一時間遅れて会社に行く、二時間早く帰って病院に寄るなど、

丸一日休むほどではないけれど済ませたい用事がある、という場合などに上手に活用できます。

 

休暇を上手に活用できれば、社員がリフレッシュできて仕事の生産性も上がり、

企業のイメージアップや優秀な人材の確保につながるかも知れません。

 

有給の取り方について、今一度見直してみてはいかがでしょうか。