2016年12月20日 (火)

雇用保険の適用拡大について 年齢を気にせず前向きに働くために

こんにちは、アーク&パートナーズの小松です。

平成29年1月1日より、雇用保険の適用が拡大され、

新たに65歳以上の方を雇い入れた場合、雇用保険の適用対象となります。

 

これにより、従来は1回しか支給を受けることができなかった高年齢求職者給付金について、

離職し要件を満たすごとに支給を受けることができるようになります。

また、対象外であった介護休業給付金等の各種給付金についても、要件を満たせば

支給を受けることができるようになります。特に高年齢求職者給付金に関しては、

年金と併用可能ということもあり、65歳以上の年齢の方が働く上で重要なものになると考えられます。

 

小松さん 20161220

 

日本は少子高齢化が進んでおり、65歳以上の方でも働くことが求められる世の中に

なってきています。「歳を重ねても働く」というのは、マイナスに聞こえる傾向がありますが、

「生きがいをもって働くことができる期間が長くなった」とも考えることができるのではないでしょうか。

 

 

以前、ある地方自治体のシルバー人材センターに登録して働く方とお話する機会があり、

働く喜びについて語ってくださいました。その方は、長年サラリーマンとして勤め、

定年退職後は数年間、働くことから遠ざかって過ごしていたそうです。しかし、

外部とのつながりが全く無くなったことで心が塞ぎがちになり、家族との関係も

よくないものになっていってしまったそうです。

その後、再び働き始めたことで様々なことに前向きになり、家族からも良い顔をするように

なったと言われると、嬉しそうに仰っていたのが印象に残っています。

「歳を重ねても働く」ということをマイナスに考えすぎず、喜びを見つけながら働き続けたいですね。