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数多くのお客様と接する中で、強い組織には方程式のようなものが存在します。
それは「経営者のマネジメントと社員の考えが一致している」ということです。
ワンマン経営、ボトムアップ経営がいいのかは判断が難しいですが、
経営者と社員の想いがバラバラでは強い組織にはなりません。
単純作業を行う企業とクリエイティブな作業を必要とされる企業を例に挙げてみましょう。
単純作業は、作業をこなせば事業として成り立ちます。いわば一定の能力の中で仕事をしています。
単純労働者は、もともと考えることを好んでいない人が多いので、
能力以上のことを求められなければ、従業員も満足している組織です。
一方で、納品物が評価されなければ売上が上がらない、クリエイティブなコピーライター、
広告制作会社などで働いている方は、出勤時間を自分で決めることができる、
場所を選ばないで仕事ができるなど自由や多様性を好みます。
決められた時間の中で、決められた仕事をすることを求めてはいけません。
両方のマネジメントは違って当然です。
しかし、クリエイティブな組織の中にいる人間に、単純作業の組織に入れと言っても無理
ということを理解していない経営者が多いのです。
社員が要望している働き方と、経営者が目指している社員の使い方は、一致していますか?
一致していない人がいれば、経営者は人材を区分けしていく必要があります。
こういった人材が欲しいということをはっきりとさせていくことが大切です。
単純労働を求められる組織に、クリエイティブな人材が入っても能力を
発揮することはできません。
簡単にいうと、
どんな人材が自社には必要なのか分かっていれば、必要な人材に関して、
必要なマネジメントをすることができます。
自社はどちらのタイプかを、経営者も社員も理解していくことが大切です。