2015年10月20日 (火)

中小企業が大企業をマネした人事制度を敷くのは勿体ない

こんにちは、アーク&パートナーズ代表の黒川です。
中小企業の経営者の中には、事業が軌道に乗り、人事制度や就業規則をつくり直す際

「大企業のような制度を引きたい」とお考えの方が多いようです。

しかし私は、その考えを聞くと「勿体ない」と違和感を感じてしまいます。

 

なぜなら、中小企業が大企業をマネした制度を敷くと、縛りが多くなり、

動きにくくなってしまう可能性があります。

中小企業の長所は、オーナー社長が会社をグイグイ引っ張って、

スピーディーにビジネスを展開していくというダイナミックさにあります。

401k

リスクを背負って起業した勇気ある人たちなのだから、

型にハマらずにどんどん利益を出せる独自の体制を

つくり上げた方が、性に合っているのではないかと思います。

 

一方、最近は中小企業の様子を断片的に切り取った報道の煽りによって、

採用面においては、大手のような体制・組織の方がウケは良いというのも事実です。

しかし、中長期視点での経営を考えると、採用面にフォーカスしすぎて、

自分たちの強みを失っては元も子もありません。

 

どのような選択をするのかは経営者の最終的な判断によりますが、

私たちは本質を冷静に見極められる“懐刀”として、お客様が常々ベストな状態で

企業経営を進められるよう、全力でサポートしていきたいと考えています。