Theme
Month
終身雇用制度という言葉は、
大手企業では長年当たり前のようにあった考え方ですが、
ある時期からすっかり言われなくなっていました。
しかし、最近また聞こえるようになっているようです。
どうやら安定志向の強い若者が増え、「一生働ける会社であるかどうか」が、
就職先を決める基準になっている人が多くなっているとか。
少し過激な言い方になってしまいますが、
今の時代に終身雇用を求めるということは、
その会社で大幅に出世した人、
またはすっかり人生を諦めてしまった人、
の2タイプではないかと思います。
終身雇用というのは日本がグングンと成長した時代の話です。
大きな会社なら安定・安心かと思いきや、
誰もが知っている大きな会社が潰れたなんていうのは珍しくない話です。
安定・安心を手に入れるためには、
どんな会社に入るかが重要なのではありません。
その時代に求められる人材になることが重要なのです。
会社に入ることだけに囚われると、
その会社でしか通用しない人材になってしまうというのはよくあることです。
働いていれば、キャリアチェンジをしたくなることもありますし、
したくなくても会社から求められることがあるのです。
その時に、『希少価値のある人材』になっておくべきなのです。
新卒の皆さんが就職先を決める場合、
会社の規模や名前よりも大切なのは、自分はその会社で何が学べるかです。
何を身に付け、どんな人材になれるのか。
様々な会社から引く手あまたな人材となれるかどうか。
若いうちにより多くのスキルを身に付けられるよう、
いつかのキャリアチェンジも頭に入れながら、
会社選びをして欲しいと思います。
