2017年11月16日 (木)

平成29年の年末調整のポイント

今年も年末調整の季節となりました。

ここで今年の年末調整のチェックポイントをあらためてまとめてみます。

 

<書類の準備>

① 平成29年扶養控除等申告書

② 平成29年保険料控除申告書 兼 配偶者特別控除申告書

③ 平成30年扶養控除等申告書

※③は本来、平成30年1月の給与支給日までに提出するものですが、この年末調整の際に収集するのが一般的です。

 

<扶養控除等申告書の内容確認>

年の中途で異動があった場合には、その申告に基づいて年末調整を行います。

□ 控除対象扶養親族であった人の就職や結婚などで、対象者が減少した。

□ 結婚し控除対象配偶者を有することになった。

□ 本人または扶養対象者が障害者、寡婦(夫)などに該当することになった。

※年の途中で扶養親族などが死亡した場合には扶養控除等の対象となります。

 

間違えやすいポイント!

□ 「所得の見積額」は、給与収入なら65万円、

公的年金等は70万円(65歳以上は120万円)を収入から引いた額を記入します。

 

注意!

□ 平成28年より、日本国外に居住する親族については、

親族関係書類と送金関係書類の添付が必要になっています。

 

<保険料控除申告書 配偶者特別控除申告書の内容確認>

間違えやすいポイント!

□ 記入する保険料は、「今年中に払った」+「払う予定」の金額です。

□ 契約締結日により新旧の保険に区別され、それぞれ計算方法が異なります。

□ 支給総額が103万円超141万円以下の配偶者については、

扶養控除申告書の控除対象配偶者ではなくこちらの配偶者特別控除の欄に記入をします。

 

年末調整