2016年02月11日 (木)

退職者を前向きに捉えると、組織の活性化につながる

本日は毎年この時期にお客様からご相談いただくことの多い、

退職者と組織構成についてお話してみたいと思います。

 

年度初めの転職をきっかけとして退職者が相次ぐこの時期。

特に社内のエース級の人材が退職する企業は

「業績が落ちる」「仕事が回らない」など、

頭を悩ませることも多いのではないでしょうか。

 

しかし、私の経験から申し上げると、社員の退職によって極端に業績が

悪化した会社というのは、実は1社も見たことがありません。

taishoku

つまり、一時的な痛手はあるけども、しばらくすると当たり前のように

業務が回っているということは往々にして起こり得ます。

 

これは退職した社員の影響で、本来のパフォーマンスを発揮できていない

人材が必ず存在するという組織の特性を示しています。

エース級の人材の個性によって、その陰に隠れてしまっている優秀人材は

意外と多いということですね。

このような傾向から考えると、一定の退職者の存在というのは組織の活性化に

つながりますから、メリットとして考えられる部分は大きいのかもしれません。

 

 

社員の退職を前向きに捉える組織づくり。

転職の多い今の時代だからこそ改めて考えたい視点ですね。