社会保険労務士事務所 東京

働き方改革は一人一人が生まれ変わるチャンス

-ある程度の年齢になると、「何歳まで働くか」が人生の大きなテーマになることがありますが、

これについてどうお考えですか?

 

黒川:この考え方は、スタート地点が大きく二つに分かれていると思います。

一つは、住宅ローンや子どもの教育費、老後の生活費などを計算した結果、

「〇〇歳まで働かなくては生きていけない」という、仕事に対するネガティブな考え方。

もう一つは、長い目で人生を眺め、働く期間を自分で決める「〇〇歳まで働こう」というポジティブな捉え方です。

 

-「いつまで働くか」の問題提起は、前者のようなネガティブな場合が多いように思います

 

黒川:そうなんですよね。根本的に、働くのは「苦」であるという考え方からスタートした問題提起だと感じています。

「いつまで働くか」を考える前に、「苦ではない働き方」を考えてみるのはいかがでしょう。

 

満足できる働き方とは何か

 

-なぜ働くことを「苦」だと感じてしまうのでしょう。

 

黒川:人によって仕事に求めるものは違います。

高い給料が第一という人もいれば、達成感が何より大事という人もいる。

つまり、こういった仕事内容で待遇はこのくらい、そして給料はいくら、という、

会社が決めた一定の労働条件に、すべての人が合うわけではない。でも、あてはめようとするのが会社です。

求めるものと得るものが違うと、満足度は低くなります

満足度が低いと、それは「苦」と感じるでしょう。

 

-仕事の満足度が低い人が多いということなのでしょうか。

 

黒川:仕事に限ったことではないですが、自分の意思ではないことをやらなければいけない時、満足度は低くなりがちですよね。

つまり「やらされてる感」のようなものです。

 

-会社員であれば、往々にしてそういうことはありますよね

 

黒川:組織で働く以上、人に指示されることはあります。

たとえ個人で働いていたとしても、取引先という相手があれば「やらされてる感」を覚えることはある。

ただ、これも働き方改革で変わっていくと思うんですよね。

 

-仕事は「やらされるだけ」ではなくなる、ということでしょうか。

 

黒川:日本の労働力は減っていきます。人手不足になると求人が増える。つまり労働者側から見れば選択肢が増える。

今までのように「こういう条件で働きませんか」と求人を出しても、手を挙げる人が少なくなる可能性があります。

 

-条件が悪いところに人は来ない、ということですね。

 

黒川:そうです。さらに、労働力確保のために女性・高齢者・外国人を積極的に採用しようとしても、

単なる労働力としか見ていないがために、時給が安い、待遇が悪いという求人も多いのが現状です。

 

-人材不足だけではなく、人材における需要と供給のバランスが取れていないということでしょうか?

 

黒川:そうですね。この状況に気付いた人は、「もしかして自分から売り込むことができるのでは…?」と考え始めるはずです。

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スキルアップし、自らを売り込める人間になる

 

-自分を売り込むとは?

 

黒川:例えば「私はこういう仕事ができる人間です。私のスキルを必要としている会社はありますか?」

という風に自ら社会に提案するのです。

本人と会社が求めるスキルと条件が上手くマッチすれば、両者にとって満足度の高い働き方が得られるはずです。

今は、企業に採用されたら、その会社のやり方に従わなければなりません。

始業時間や通勤する場所などは会社次第です。

しかし、先述のような採用であれば、自分は一日4時間、しかもテレワークでの業務になるけれども、

これだけの結果を出せる、というような働き方が可能になるでしょう。

そうなれば、働くことそのものがネガティブな考え方にはならないはずです。

 

-「働く」ということの捉え方の違いで、生き方にも大きな差が生まれるということでしょうか。

 

黒川:結局は満足度の違いなのです。満足度が高ければ前向きに働ける。逆に、低ければ苦痛でしかない。

もし今「やらされてる感」が強くて、いつまで働かなきゃいけないのか…とネガティブに捉えている人がいたら、

今が変わるチャンスです。今のうちに、自分を売り込めるスキルを身に付けた方がいい。

働き方改革は、自分の生き方を見直す良い機会でもあるんです。

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